2026年9月10日
税理士の初回相談で聞くべき質問リスト
税理士さんと初めて会う日、緊張していませんか。「こんなことを聞いたら失礼かな」「税金のことしか聞いちゃいけないのかな」と、聞きたいことを飲み込んでしまう社長さんは少なくありません。
でも、税理士さんはこれから長くお付き合いする相手です。最初にちゃんと聞いておかないと、あとで「そんなこともやってくれたんですか」と後悔することになります。今日は、初回相談で遠慮なく聞いてよい質問をリストにしました。
何を聞いていいか分からないのは当然です
税理士さんの仕事は、事務所によって範囲がかなり違います。決算書を作るだけの事務所もあれば、毎月の数字を見ながら経営の相談に乗ってくれる事務所もあります。これは事務所の値段や方針の違いであって、社長側の知識が足りないせいではありません。
だからこそ、最初の相談で「うちは何をお願いできますか」と確認しておくことが、遠慮ではなく準備になります。
顧問料の範囲を聞く
まず聞きたいのは、顧問料に何が含まれているかです。
- 毎月の顧問料に、面談や電話相談は何回まで含まれているか
- 決算・確定申告の費用は別か、顧問料に含まれているか
- 給与計算や年末調整は別料金か
- 追加で相談したいとき、都度いくらかかるのか
「聞いたら失礼かも」ではなく、あとで想定外の請求に驚くほうがお互いに気まずくなります。最初に金額の線引きを聞くのは、当然のことです。
毎月何をしてくれるのか聞く
顧問契約と言っても、毎月やってくれることは事務所によって差があります。
- 毎月、資料をどう渡せばいいか(紙・データ・どちらでも可か)
- 毎月の数字(試算表)をいつ、どんな形で返してくれるか
- 訪問や面談はあるのか、それはどのくらいの頻度か
- 何か困ったとき、電話やメールでいつでも聞けるのか
「年に1回、確定申告のときだけ会う」関係になっていないか、ここで確認しておくと安心です。
資金繰りの相談はできますか
工務店の社長にとって一番聞いておきたいのが、この質問です。
- 税金の計算だけでなく、資金繰り(お金の出入りの見通し)の相談もできるか
- 銀行から借入をするとき、資料作りや相談に付き合ってもらえるか
- 忙しい時期・お金が薄くなる時期の見通しを一緒に考えてもらえるか
黒字でも手元のお金が足りなくなることがある、という工務店の資金繰りの悩みは、税理士さんにとっても得意な相談分野です。「税金以外のことを聞いてもいいのかな」と思わず、まず聞いてみてください。税金や融資に関する制度は変わることがあるので、最新の内容はそのときどきで税理士さんや窓口に確認するようにしましょう。
初回相談で使える質問リスト
そのまま使える形にまとめました。メモしてお守りにしてください。
- 顧問料に含まれる範囲を教えてください
- 追加費用がかかるのはどんな場合ですか
- 毎月の数字はいつ、どんな形で見せてもらえますか
- 面談や電話相談はどのくらいの頻度でできますか
- 資金繰りや借入の相談にも付き合ってもらえますか
聞いた答えをその場でメモしておけば、あとで「言った・言わない」にならずに済みます。
まとめ
- 税理士さんに聞いていい範囲は、思っているより広いです
- 顧問料の範囲、毎月やってくれること、資金繰り相談の可否は最初に確認しましょう
- 税金や融資の制度は変わるので、最新は税理士や窓口で確認を
- 質問リストをメモして、次の相談で1つずつ聞いてみましょう
遠慮して聞けなかった質問は、来月まで抱え続けることになります。次に会うときに、まず1つ聞いてみましょう。