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急な出費に備える「もしもの備え口座」の作り方、テーマに沿って記事を作成します。

急な出費に備える「もしもの備え口座」の作り方、テーマに沿って記事を作成します。

急な出費に慌てない。「もしもの備え口座」の作り方

車両故障や道具の買い替えに慌てないために。毎月少額を別口座に積む「もしもの備え」の作り方を紹介します。


突然の出費は「いつか」ではなく「いつか必ず」来る

トラックが急に故障した。丸ノコやインパクトが壊れた。応援を頼んだ職人さんへの支払いが重なった。

こうした出費は、毎月あるわけではありません。でも、工務店を続けていれば、必ずどこかのタイミングでやってきます。困るのは、出費そのものより「その月の手元のお金で払えるかどうか」がその場でわかっていないことです。

慌てて資材の支払いを遅らせたり、入金前のお金に手をつけてしまったりすると、そこから資金繰りが崩れていきます。売上が黒字でも、手元にお金がなければ払えるものも払えません。この記事では、そうならないための「もしもの備え」を、口座を分けるだけの簡単な仕組みで作る方法をお伝えします。

なぜ「別口座」にするのか

もしもの備えは、メインの通帳に入れたままにしておくと、うまくいきません。理由は単純で、月末に残高を見たとき、それが「もしもの備え」なのか「今月の材料費」なのか、パッと見て区別がつかないからです。

区別がつかないお金は、気づかないうちに使ってしまいます。悪気があるわけではなく、「まだ残っているから大丈夫」と思ってしまうのが人間です。

だからこそ、備えの分だけ別の口座に移してしまうのがいちばん確実です。見えなくすることで、使う対象から外れます。難しい仕組みは要りません。今使っている口座とは別に、普通預金の口座をもう一つ用意するだけで十分です。

積み立てる金額は「身の丈」で決める

金額の決め方に正解はありません。大事なのは、無理なく続けられる額にすることです。

やり方の一つとして、まず今の通帳や請求書を見返して、「もしもの出費」が実際にどのくらいの規模だったかを思い出してみてください。車両の修理、工具の買い替え、急な応援費用。それぞれだいたい何万円くらいだったか、ざっくりでかまいません。

その金額感がつかめたら、月々の積立額を決めます。最初から大きな額を目指す必要はありません。月1万円でも、月3万円でも、「これなら止めずに続けられる」という額から始めるのが続けるコツです。金額は後からいつでも見直せます。まずは少額でも仕組みを動かすことを優先してください。

仕組み化のいちばん簡単な一歩

やることは一つだけです。

  1. もしもの備え専用の口座を、メインの口座とは別に用意する
  2. 毎月決まった日(給料日の翌日など、お金が動く日に合わせるとわかりやすいです)に、決めた金額をその口座へ移す
  3. できれば「自動振替」の設定にして、移し忘れをなくす

自動振替は、多くの銀行のネットバンキングやアプリから設定できます。毎月手作業で移すのは、忙しい時期には必ず忘れます。仕組みにして、意識しなくても積み上がるようにしておくのがポイントです。

そして大事なのは、この口座には「もしも」以外では手をつけないと決めておくことです。車両故障、工具の破損、急な人件費など、対象をあらかじめ決めておくと、いざというときに迷わず使えます。

お金の話は、一人で抱えなくていい

「うちの場合、月にいくら積み立てるのが適正なのか」「この備えで足りているのか」は、会社によって答えが変わります。売上の波や固定費の重さは工務店ごとに違うからです。

自分の会社の数字を客観的に見てもらいたいときは、税理士に相談してみるのも一つの手です。手元資金の考え方や、備えの目安について、自社の状況に合わせた話ができます。税金や融資、補助金に関する制度は変わることがあるので、最新の内容はその都度、税理士や窓口で確認するようにしてください。

まとめ

  • 急な出費は「いつか必ず来る」ものと考え、備えておく
  • 備えは、メインの口座とは別の専用口座に分けると使い込みを防げる
  • 金額は身の丈で決め、無理なく続けられる額から始める
  • 毎月決まった日に移す仕組み(できれば自動振替)にして、忘れず積み上げる

今月の給料日、まずは口座を一つ開いてみることから始めてみませんか。