2026年9月8日
その施主さん、あなたを選ぶ前に3回チェックしています
お客さんは、あなたが思うより慎重です
リフォームや修理を頼もうと決めたとき、お客さんの頭の中はどうなっているでしょうか。
「どこに頼めばいいんだろう」「変な業者に当たったらどうしよう」「高く取られないかな」――こういう不安が先に立ちます。工事の中身以前に、まず「この人(この会社)は信用できるか」を見極めようとしているんですね。
その見極めの流れには、だいたい決まった順番があります。
- まず知り合いに聞く
- 次にスマホで検索する
- 出てきた候補を比べる
この3つの場面それぞれで、工務店側にできる備えがあります。順番に見ていきましょう。
①「知り合いに聞く」で名前が挙がるか
多くの人は、いきなり検索する前に「誰か知らない?」と周りに聞きます。家族、近所の人、職場の同僚。ここで名前が挙がるかどうかは、日頃のご近所づきあいやOB客との関係で決まります。
ここで大事なのは、「聞かれたときに名前が出る」状態を作っておくことです。派手な宣伝は要りません。工事が終わったお客さんに「何かあればいつでも連絡してくださいね」と一声かけておく、地域の集まりに顔を出しておく、そんな積み重ねが効いてきます。
逆に言うと、この段階で名前が挙がらなければ、次の「検索」の土俵にすら上がれません。知り合いからの一言は、いちばん信頼度の高い紹介状だと考えておきましょう。
②「検索する」で情報が見つかるか
知り合いから名前を聞いた後、多くの人はそのままお願いしません。念のため、その会社の名前をスマホで検索します。ここで何も出てこないと、「本当に大丈夫かな」と不安になってしまいます。
このとき見られやすいのが、
- Googleマップ上の情報(住所・営業時間・写真)
- 口コミの数と内容
- ホームページやSNSの更新の様子
です。特別に力を入れて作り込む必要はありませんが、「検索したときに、ちゃんとやっている会社だとわかる」状態は最低限整えておきたいところです。情報が古いまま止まっていると、「もう営業していないのでは」と誤解されることもあります。
③「比べる」で何を見比べているか
検索して候補が2〜3社に絞られると、お客さんはそれらを比べ始めます。ここで比べているのは、実は「金額の安さ」だけではありません。
- 対応が早いか、丁寧か
- 説明がわかりやすいか
- 地元でちゃんと商売をしている様子があるか
- 写真や実績から、仕事の雰囲気が伝わるか
こうした「安心して任せられそうか」という部分を見ています。もちろん金額も気になりますが、それは「同じくらい信用できそうな会社」の中で比べる材料であって、最初の決め手ではないことが多いのです。
だからこそ、値引きで勝負するのではなく、「この人になら任せられそうだ」と思ってもらえる情報を、日頃から見えるところに置いておくことが大切になります。
今週やってみること
この3段階を意識して、まず1つだけ確認してみましょう。
- 自分の会社名で検索してみて、出てくる情報が古くないか確認する
- OB客に「何かあれば」の一声をかける習慣があるか振り返る
- Googleマップの写真や情報が最新になっているか見直す
すべてを一気にやる必要はありません。まずは自分の会社名を検索してみるところから始めてみてください。
まとめ
- お客さんは「知り合いに聞く→検索する→比べる」の順番で業者を選んでいる
- 知り合いに聞かれたときに名前が出るよう、日頃の関係づくりが土台になる
- 検索したときに情報が古い・出てこないと、それだけで候補から外れやすい
- 比べる段階で見られているのは、安さより「安心して任せられそうか」
- まずは自分の会社名で検索してみることから始めてみましょう