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チラシを配る範囲、広げる前に確認したい「繰り返せる枚数」

チラシを配る範囲、広げる前に確認したい「繰り返せる枚数」

「広く配ればたくさん反響が来る」の落とし穴

チラシの反響が伸び悩むと、多くの社長さんがまず考えるのが「配る範囲を広げること」です。1000世帯より2000世帯、2000世帯より5000世帯。数を増やせば反響も増える気がしますよね。

でも、これは要注意な考え方です。配る範囲を広げると、1回のチラシ配りにかかる時間もお金も増えます。その結果、次に配れるのは半年後、1年後…ということになりがちです。チラシは1回見せて終わりではなく、同じ人に何度も見てもらってはじめて「あ、この工務店知ってる」と覚えてもらえるものです。広げすぎると、この「繰り返し」が続けられなくなってしまうのです。

車で10〜15分、が現場の目安になる理由

エリアを決めるとき、まず考えたいのが「自分たちが無理なく動ける範囲」です。目安のひとつが、事務所や自宅から車で10〜15分で行ける範囲です。

この距離感には理由があります。近ければ近いほど、ちょっとした点検や急な呼び出しにもすぐ駆けつけられますし、移動時間が短ければ1日に複数の現場を掛け持ちすることもできます。逆にこの範囲を超えて遠くまで配ってしまうと、いざ依頼が来ても「移動だけで半日かかる」となり、対応の質も下がってしまいます。

まずはこの「車で10〜15分」を大枠として頭に置き、そのなかで具体的な世帯数を絞り込んでいくのがおすすめです。

繰り返し配れる枚数から逆算する

範囲を決めるときにもうひとつ大事なのが、「今回いくら配れるか」ではなく「今後も繰り返し配り続けられる枚数はどれくらいか」から考えることです。

たとえば、自分でポスティングするなら、1回に無理なく回れる枚数はどのくらいでしょうか。業者に依頼するなら、隔月や季節ごとに続けても負担にならない予算はいくらでしょうか。この「続けられる枚数」を先に決めて、そこから逆算してエリアの世帯数を決めるのです。

「配れる枚数 < エリアの世帯数」になってしまうと、結局一部の家にしか届かず、しかも次はいつ配れるか分からない、ということになります。反対に、エリアを枚数に合わせて絞り込めば、同じ世帯に年に何度も顔を出すことができ、「そういえばこの前もチラシが入ってたな」という記憶が積み重なっていきます。

エリアを絞る勇気を持つ

エリアを絞ることに、不安を感じる社長さんも多いと思います。「範囲を狭くしたら、仕事の数も減るのでは」という心配です。

ですが、狭いエリアで繰り返し顔を出し続けることは、決して仕事のチャンスを減らすことにはなりません。むしろ「あの家の前もこの前通ったな」「この道沿いはよく見る工務店だな」と思ってもらえることが、いざ工事が必要になったときに一番に思い出してもらえる土台になります。範囲を広げて薄く届けるより、狭くして濃く届けるほうが、記憶に残りやすいのです。

エリアの広さや世帯数の目安は、地域によっても事情が変わりますので、迷ったときはポスティング業者や商工会などの窓口に相談しながら、自社に合ったサイズを確認してみてください。

まとめ

  • チラシの効果は「1回の広さ」より「繰り返せる回数」で決まる
  • エリアは車で10〜15分、無理なく動ける範囲を大枠にする
  • 「配れる枚数」から逆算して、その枚数に収まる世帯数までエリアを絞る
  • 広げるより絞るほうが、同じ人との接触回数が増え、覚えてもらいやすい

まずは、今の配布エリアの世帯数と、実際に無理なく配れる枚数を紙に書き出して比べてみることから始めてみましょう。