2026年8月22日
求人が来ない社長へ。AIと書き直す募集文
求人を出しても、なぜ応募が来ないのか
「経験者急募」「即戦力求む」——求人サイトや貼り紙にそう書いて、反応がない。そんな悩みを抱えている社長さんは少なくないと思います。
理由はシンプルで、その言葉だけでは「どんな会社で、どんな一日を過ごすのか」が全く伝わらないからです。読む側からすると、条件だけが並んでいて、働く姿が想像できません。今は職人さんも、選ぶ側に回っています。給料や条件だけでなく、「ここで働いたらどうなるか」を知りたがっています。
とはいえ、社長さんは現場と事務作業で手一杯で、求人文をじっくり練り直す時間なんてなかなか取れませんよね。ここでAIの出番です。
AIは「求人担当の新入社員」だと思ってみる
以前の記事でもお伝えした通り、AIは新入社員に仕事を教えるのと同じ順番で使うのがコツです。求人文も、いきなり丸投げするのではなく、材料を渡して下書きを作ってもらう、という流れがうまくいきます。
材料として渡すのは、次のような具体的な情報です。
- 一日の流れ(朝は何時に集合して、どんな現場が多いか)
- 一緒に働く人数と雰囲気
- 未経験者にどこまで任せているか
- 今の会社で大事にしていること(丁寧さ、安全、地域密着など)
AIへの頼み方の例
たとえばこんなふうに頼んでみます。
「リフォーム工務店の求人文を作ってください。スタッフは職人3名、社長を入れて4名。朝8時に事務所集合、現場は車で15分圏内が中心。未経験者には最初の半年は先輩と2人で現場に入ってもらいます。丁寧な仕事を大事にしていて、怒鳴らない職場です。この情報をもとに、働く姿が浮かぶ募集文の下書きを3パターン作ってください。」
このように「事実」を渡すことがポイントです。AIに雰囲気だけ伝えても、実態とズレた文章になってしまいます。逆に、具体的な材料さえ渡せば、AIは言葉を整えるのが得意なので、読みやすい下書きをいくつも出してくれます。
出てきた文章は、そのまま使わない
AIが作った下書きは、あくまでたたき台です。ここから先は社長さんの仕事として残しておきたいところが2つあります。
1つは、事実と違う表現がないかの確認です。AIは文章を魅力的にしようとするあまり、少し盛った表現を混ぜてくることがあります。「アットホームな職場です」のような言葉も、実態と合っているか、自分の言葉で確かめてください。
もう1つは、給料や休日などの条件面です。ここは会社の経営に直結する部分なので、AIに任せず、社長さん自身が最終確認をする。この線引きさえ守れば、AIは求人文づくりの負担をかなり減らしてくれる相棒になります。
まとめ
- 「経験者急募」だけの求人文では、働く姿が伝わらず応募が来にくい
- 一日の流れや会社の雰囲気など、具体的な材料をAIに渡して下書きを作ってもらう
- 出てきた文章は、事実確認と条件面の最終チェックを社長さんが必ず行う
今週出している求人文を1つ、AIと一緒に読み直すところから始めてみませんか。